大竹伸朗 / 画家
Profile
1955年東京生まれ。美術家。熊本市現代美術館(2019)、水戸芸術館 現代美術ギャラリー (2019)、Parasolunit, ロンドン(2014)、高松市美術館(2013)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2013)、アートソンジェ・センター, ソウル(2012)、東京都現代美術館(2006)などで個展を開催。また、ヴェネチア・ビエンナーレ(2013)、ドクメンタ(2012)、光州ビエンナーレ(2010)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2018)、横浜トリエンナーレ(2014)、瀬戸内国際芸術祭(2010、2013、2016、2019)など国際展にも多数出展。2014年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
作品についてのコメント
長い年月と試行錯誤の先に「扇子」という究極の美の型が生まれた。極め尽くした様々の手技が繊細な工程を経て形を成す「扇子」には雅びと厳しさが同時に宿る。白い地紙の「扇子」を手に、かつて人が「風を生む道具」を欲した刹那ふと思い描いた「形」を想像した。「扇子」の揺らぎがかもす変幻気配・・・自分は「扇形」になにを置くのか?「バナナとイエロう」の場をいただき1面の「扇子」から無辺の可能性を感じることができた。